日本企業がプラスチック廃棄物を減らすために紙製品に注目
最近の日本企業は、耐水性のあるダンボール箱や小さなハンガーなど、プラスチック製品に代わる環境に優しい素材として紙に注目しています。
この動きは、日本政府が来年4月からプラスチックのリサイクル方法を改善し、廃棄物を削減するための法律を施行しようとしているためです。
今月、水産会社の日本水産は、氷詰めした鮮魚を輸送する際に、従来の発泡スチロール容器に代えて、日本製紙が開発した耐水性ダンボール製品を初めて採用しました。
新たに製造された段ボールには、水や湿気をはじく化学物質が塗布されており、箱にすると3週間ほど水を溜めておくことができると日本製紙は述べています。
日本製紙は、発泡スチロールから新しい紙製品に切り替えることで、石油由来の原材料の使用量を96%削減できるとしており、「環境に配慮する」企業に対して、プラスチックの代わりに紙を使用することを促進することを目指しています。
ダンボールは発泡スチロールに比べてコストが高いのですが、紙製のものはコンパクトで輸送時のスペースをとらず、さらにリサイクルも可能です。
一方、王子ホールディングスの子会社である王子エフ・テックスは、プラスチックフィルムの使用を削減するために透明な紙を開発しました。
新しい透明なパッケージに包まれた製品は、消費者の目に触れることができます。また、パッケージの51%は紙でできているため、燃えるゴミとして処分することができます。
また、大王製紙では、7月から紙製の撹拌棒とミニハンガーの販売を開始しました。この商品は、パルプを重ねて厚みを出し、耐久性を高めたものです。
ソースJapantoday.com